menu

第60回大会(宇都宮)

2025年11月06日アップデート
植物化学調節学会設立60周年記念シンポジウムおよび植物化学調節学会第60回記念大会は下記の要領にて開催されました。
日時:2025年 11 月 1 日(土)〜 11 月 3 日(月・祝)
会場:ライトキューブ宇都宮(〒321-0969栃木県宇都宮市宮みらい1-20)

植物化学調節学会設立60周年記念シンポジウム開催報告
植物化学調節学会設立60周年記念シンポジウムは,2025年 11 月 1 日(土)にライトキューブ宇都宮にて開催されました。シンポジウムは,会員・非会員を問わず無料で公開され,さらにZoomによる配信を併用したハイブリッド形式で実施されました。大会参加登録者に加えて,約50名の現地参加登録と,約220名のオンライン参加登録がありました。参加者の皆様には,現地およびオンラインとも盛会となりましたことを厚くお礼申し上げます。
シンポジウムでは,ジベレリン,ブラシノステロイド,ストリゴラクトン,オーキシン,ジャスモン酸の5つの植物ホルモンについて,レジェンド研究者の神谷先生,横田先生,米山先生,小柴先生,山根先生から,それぞれの化合物の発見から植物ホルモンとして認知されるまでの経緯についてご講演いただきました。若い世代にとっては,教科書に載っている知識としてしか見たことがない内容が,実際にどのような研究によって証明されてきたのかを知る貴重な機会となりました。また,現役研究者の中嶋先生,中野先生,山口先生,林先生,上田先生からは最先端の研究内容のご紹介があり,今後の学会の発展を担う世代にとってとても刺激になるご講演でした。また,植物生長調整剤については,浅見先生と玉置先生,児島先生のご講演がありました。浅見先生のご講演では,これまでのご研究で開発された数多くの化合物が紹介され,圧倒されるばかりでした。また,玉置先生,児島先生からは実用化段階にあるバイオスティミュラントに関するご講演があり,本学会が農薬関連企業,植物化学調節関連企業と連携しながら,農業分野へ貢献していく重要性が感じられました。
今回,非会員としてシンポジウムに参加いただいた皆様におかれましては,ぜひ来年以降の大会へのご参加,ならびに本学会へのご入会を検討いただけますと幸いです。植物化学調節学会設立60周年記念シンポジウムでご講演をしていただいた先生方,参加いただいた皆様に改めてお礼を申し上げます。

・シンポジウム会場

・集合写真

第60回大会開催報告
第60回大会は,2025年 11 月 1 日(土)〜 11 月 3 日(月・祝)の3日間,ライトキューブ宇都宮にて開催されました。参加登録者は224名で,一般講演97演題,受賞講演1演題の講演が対面において行われ,活発にご討論いただきました。天候にも恵まれ,快晴の3日間での開催となりました。懇親会には150名の皆様にご参加いただき,特設の屋台では焼きたて熱々の宇都宮餃子800個(200人前)が提供され完食,また栃木県の地酒も数多く提供され,舌鼓を打ちました。
皆様の多大なご尽力により大きなトラブルもなく,無事に大会を終えることができました。ご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。

・ライトキューブ宇都宮

・ポスター会場

・懇親会


【学会賞】
水谷 正治 (Masaharu Mizutani):神戸大学大学院農学研究科
「植物テルペノイドの多様性と酸素添加酵素の分子進化に関する研究」
大会2日目の授与式において中野会長から賞状および盾が授与され,引き続いて受賞講演が行われました。

・学会賞授与式

・受賞講演

【企業説明会・賛助会】
企業からの参加者同士で親睦を深めていただく「賛助会」と,当学会にご協力いただいている企業の皆様と学会に参加した学生の親睦の機会として「企業説明会」を今大会でも開催いたしました。参加企業は下記の通りです。ご参加頂いた企業8社は下記の通りです。参加学生数は36名でした。
・参加企業:石原産業(株),(株)エス・ディー・エスバイオテック,協友アグリ(株),クミアイ化学工業(株),住友化学(株),日産化学(株),日本農薬(株),三井化学クロップ&ライフソリューション(株)

【ご支援】
本大会は,(一社)宇都宮観光コンベンション協会の「コンベンション開催支援補助金」の助成を受けています。また,以下の企業・団体の皆様方のご支援を受けました。あらためて,御礼申し上げます。

・広告:アクプランタ (株),アジレント・テクノロジー(株),クミアイ化学工業(株)
・後援:宇都宮大学,帝京大学

【優秀発表賞】
一般講演座長を務めて頂いた17名の投票により,対象74件から下記6件を選出しました。おめでとうございました。

44 相分離原理を利用したオーキシン蛍光センサーの創製
Generation of phase separation-based fluoresent sensor for in vivo detection of plant hormone
○佐藤 勝利(Katsutoshi Sato)1,小田 陽史2,城戸 祐人2,加治 拓哉3,上田 実3, 4,林 謙一郎2, 1 (1岡山理大院・自然科学,2岡山理大・生物科学,3東北大院・理,4東北大院・生命科学)

62 オーキシン様活性もつ新規機能性アミノ酸LAPAの作用機序探索
Exploring the mechanism of the functional amino acid LAPA with auxin-like activity
○多部田 弘光(Hiromitsu Tabeta)1,平井 優美1, 2 (1理研CSRS,2名大・院・生命農学)

70 クリックケミストリーを利用した植物防御応答における活性型揮発性テルペンプローブの設計
Design of bioactive volatile terpenoid probes for plant defense systems via click chemistry
○飯田 百花(Moka Iida)1,上村 卓矢2,安田 貴裕1,吉田 優2,有村 源一郎2 (1東京理科大院・先進工,2東京理科大学・先進工)

77 ゲノム編集により作出したエチレン欠損高日持ち性メロンによるオンデマンド追熟の可能性
Potential for On-Demand Ripening Using Ethylene-Deficient,Long Shelf-Life Melons Developed Through Genome Editing
○浦野 薫(Kaoru Urano)1,佐々木 健太郎1,田中 福代2,耳田 直純3,野中 聡子4,江面 浩3, 4,今井 亮三1 (1農研機構・生物機能利用研究部門,2農研機構・高度分析研究センター,3サナテックライフサイエンス(株), 4筑波大生命環境系)

89 イネ二重機能性転写因子OsMYL1によるジャスモン酸依存的テルペノイド生合成経路の制御
Regulation of Jasmonate-Dependent Terpenoid Biosynthesis by the Dual-functional Regulator OsMYL1 in Rice
○劉 又銘(Yumei Liu)1,宮本 皓司2,辻井 良政3,シェイク ラフル4,林 孟淳5,野澤 彰6,野尻 秀昭1,岡田 憲典1 (1東大院・農生科,2帝京大・理工学部,3東京農業大・農芸化学科,4東京農業大・生物資源ゲノム解析センター, 5嘉義大・農芸学系,6愛媛大・プロテオサイエンスセンター)

92 ジャスモン酸の新規代謝機構
A novel pathway of JA metabolism
○松本 幸太郎(Kotaro Matsumoto)1,三井 麻里有2,加治 拓哉1,大瀧 健智1,高 瑞琦1,北岡 直樹3, 松浦 英幸3,上田 実1, 2 (1東北大院・理,2東北大院・生命,3北大院・農)

・優秀発表賞授与式

【企業推薦賞】
企業関係者の投票により,対象97件から下記1件を選出しました。おめでとうございました。

71 銅イオン結合性エチレン制御剤の創製研究
Research on development of copper-binding ethylene regulators
◯小山 倫之(Tomoyuki Koyama)1, 2,高橋 郁夫1, 3,潘 辰亮2,郝 冬冬2,颜 溵汝2,若林 孝俊1,温 兴2,严 维2, 姜 凯4,张 易2,郭 红卫2,浅見 忠男1, 3,中嶋 正敏1 (1東京大学,2南方科技大学,3横浜市立大学,4雲南大学)

・企業推薦賞授与式

次回,第61回大会は上田 実先生(東北大学)を大会実行委員長として,東北大学片平キャンパスにて開催されます。会期は2026年11月の予定となっており,詳細が決まりましたら,ホームページ,メーリングリストなどでお知らせいたします。多くの方々のご参加をお待ちしております。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

2025年10月20日アップデート
大会要旨集を公開しました。下記リンクよりダウンロードください。
なお、本要旨集は当学会会員および参加登録者限定でご覧いただけるよう、閲覧にはパスワードを設定しています。開封用パスワードにつきましては、別途メールにてご案内しますので、ご確認のうえご利用ください。
植化調60回大会要旨集(pdfファイル)

(重要)大会に参加される方は、名札はご自身でA4用紙に印刷のうえ当日ご持参ください!
名札は、発表・参加申込システムに登録時のID・パスワードでログインし、「名札・参加証発行」からダウンロードしてください。
発表・参加申込システム

2025年10月7日アップデート
大会プログラムを公開しました。下記リンクよりダウンロードください。なお、本プログラムは会員および参加登録者限定でご覧いただけるよう、閲覧にはパスワードを設定しています。開封用パスワードにつきましては、別途メールにてご案内しますので、ご確認のうえご利用ください。
第60回大会プログラム(pdfファイル)

2025年9月5日アップデート
【第60回記念大会(宇都宮)の発表登録・早期参加登録について】
発表登録および早期参加登録は、2025年9月2日(火)23:59をもちまして終了いたしました。多数の早期参加登録をいただきましたこと、御礼申し上げます。引き続き参加登録を歓迎しておりますが、 9月3日以降は通常料金でのお申し込みとなります。

【懇親会について】
これまでに多くの方からお申し込みをいただいております。会場準備ならびに人数の都合により、当日のお申し込みをお受けできない場合がございます。参加をご希望の方は、できる限り事前にお申し込みくださいますようお願い申し上げます。


2025年8月1日アップデート
第60回記念大会(宇都宮)の参加登録および発表登録を、2025年8月1日(金)より開始しました。発表を希望される方は、参加登録の上、9月2日(火)23:59までに発表登録を行ってください。
発表者(登壇者)は原則として本学会の会員であり、2026年度の年会費を納入済みである必要があります。入会手続き中の場合は、発表申込締切(9月2日)までに納入を完了してください。ただし、雑草学会・農薬学会・応用動物昆虫学会・植物病理学会の会員は入会せずに発表登録いただけます。
本学会へのご入会は随時受け付けております。ぜひこの機会にご入会をご検討ください。(8/20追記)
第60回大会概要(pdfファイル)
なお、大会参加費は第60回大会(11月2日~3日)への参加に対するものです。11月1日に開催される記念シンポジウムのみに参加される場合は、参加費は不要です。11月1日のみの参加を希望される方の登録方法については、後日あらためてご案内いたします。
皆さまのご参加・ご発表をお待ちしております。

【登録期間】
・参加登録・発表登録開始:2025年8月1日(金)
・発表登録および早期参加登録締切:2025年9月2日(火)23:59

【発表登録 文字数制限】
タイトルと要旨は和文・英文の両方をご入力いただく必要があります。
英文のみをご希望の場合は、事前に実行委員会(plantgrowthregulation60[at]gmail.com)へご連絡いただき、和文・英文ともに同一内容をご記入ください。
なお、お名前に漢字やふりがなの表記がない場合には、漢字・ふりがな・ローマ字の各欄に英語表記をご入力ください。(8/27追記)
・タイトル(和文):40文字以内
・タイトル(英文):120 characters以内
・要旨(和文):600文字以内
・要旨(英文):1,200 characters以内

→登録はこちらから:
https://iap-jp.org/jscrp/conf/
(発表・参加申込システムに関するお問い合わせ: plantgrowthregulation60[at]gmail.com)


2025年6月10日アップデート
第60回大会の概要を掲載しました。下記リンクよりPDFファイルをダウンロードしていただき、詳細な日程、会場、参加登録等の情報についてご確認下さい。
参加登録、発表要旨登録の開始は8月1日(金)を予定しています。
第60回大会概要(pdfファイル)


2025年4月12日アップデート
第60回大会は、ライトキューブ宇都宮(栃木県宇都宮市)にて開催いたします。
会期中は連休と重なることに加え、宇都宮市内で大型イベントの開催も予定されています。
宿泊施設の混雑が予想されますので、できるだけ早めのご予約をおすすめいたします
大会に関する最新情報は、学会ホームページに順次掲載予定です。

1. 会 期
2025 年11 月1 日 (土) 12:50 開始予定 〜 11 月3 日 (月・祝) 16:40 終了予定

2. 会 場
ライトキューブ宇都宮
〒321-0969栃木県宇都宮市宮みらい1-20

3. 参加登録および発表登録
8月1日 (金) より学会ホームページから登録可能となる予定です。詳細については、改めて会員の皆様にメールにて通知いたします。

4. 大会実行委員会連絡先
実行委員長:野村 崇人(宇都宮大学)
実行委員:朝比奈 雅志(帝京大学)、宮本 皓司(帝京大学)、謝 肖男(宇都宮大学)、大場 裕介(帝京大学)
E-mail:plantgrowthregulation60(アットマーク)gmail.com (宮本、朝比奈)(6月10日変更)