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Bernard O. Phinney氏ご逝去

本会の名誉会員であるBernard O. Phinney教授が去る4月22日、心臓衰弱により逝去されました。
ジベレリン研究につくされた多大な功績をたたえ、日本の研究者と親しく交流して下さったことに感謝し、ここに謹んで哀悼の意を表します。
Phinney教授は1917年6月29日WisconsinのSuperiorでお生まれになり、University of Minnesotaをご卒業後、同大学E.C.Abbe教授のもとで1946年にPh.D.を取得されました。
CalTech のGeorge W. Beadle教授のところでpostdoctoral researcherとして過ごされた後、1947年UCLAにinstructorとして雇用され、1961年に正教授、1988年定年退職されて名誉教授となられました。
Phinney教授はトウモロコシのジベレリンに関する一連の研究業績により、IPGSAのSilver Medal(1982)、ASPP(ASPB)のStephan Hales Award(1984)、BSAのCertificate of Merit for meticulous research in plant biology(1986)とCentennial Award(2007)などを受賞されました。
また、1985年にはNational Academy of Sciencesの会員に選ばれ、1989-1990年にはASPBの会長を務めるなど、その他の活動も含め学界への多大なる貢献を残されました。
ここに先生のご冥福をお祈り申し上げます。